ご訪問ありがとうございます。 バンコク在住のキタです。
ブログタイトルは1946年のハリウッドのサスペンス映画の名作「3つ数えろ The Big Sleep 」ではありません。 (笑)
タイ人のライギョ釣りの特殊能力に関するお話です。
水路釣行25回連続ボーズ、なかなか最初の1匹の天然ライギョが釣れない私を見るに見かねたタイ人アングラーがライギョ釣り指南を申し出てくれました。
(この時の様子をYoutubeにアップしました)
(同行してくれたビアさんとポン船長)
この日はバンコク中心部から西に60キロ、サムットサコーンまで移動し、日本人とタイ人が一緒のボートに乗って水路に繰り出しました。
(日の出とともに出船、期待が高まる!)
当然ですが、釣堀と天然フィールドでは同じチャドーでも釣り方が違います。
水路に覆いかぶさる木の下奥深くにスキッピングでソフトルアーを送り込む釣り方は、きれいに護岸された釣堀にはもちろんありません。
(水面を走る、スキッピングルアー テールが水面をかき混ぜてバイトを誘う)
(野性味あふれる釣り場 この場に浮かんでいるだけでも満足)
(フロッグルアーはスキッピングではなく、オーバーヘッドキャスト)
そして今回、驚いたのが、バイトからフッキングまでの「間の使い分け」です!
タイ人曰く。。。
「チャドーはバイトしたら直ぐにリールを素早く巻いて糸ふけをとり、ラインをピンと張って思い切り素早く合わせろ」
ただし、同じライギョでもチャドーではない、プラーチョーンの場合は
「バイトしたら1,2,3と3つ数えてから合わせろ」 ですって!
プラーチョーンの場合は、バイトしてからルアーを数度噛みながら口の奥へとルアーを運ぶので、そのための間を与える必要があるのだそうです。
プラーチョーンはチャドーのような即合わせをすると、飲み込みが浅くなり、すっぽ抜けるのだとか。
「でもバイトからフッキングまでの間を使い分けるなんて、そんなの無理!」
だって延々と5時間も6時間も投げ続け、ノーバイトが続いた後にいきなりバイトが来るのですよ!
「ハイ、このバイトはチャドー、即合わせ!、今のはプラーチョーンだから3つ数える!」なんて瞬時に判断して使い分けるなんて自分には無理です!
ところが、タイ人はこれができるのです!
この写真のプラーチョーンもちゃんと3つ数えてから合わせていました。
バイト音はチャドーなら「ボン! ドバッ!」という激しい爆音と水しぶきが上がります。
プラーチョーンなら「チュポッ」という控えめなかわいい音ですが、タイ人はこの音を聞き分けて、瞬時に「即合わせ」または「3つ数えろ」を無意識か、または意識してか、ちゃんと制御できるのです!
(タイ人が遊歩道の下にスキッピングでキャスト、バイトして1,2,3で合わせてフッキング成功!)
(本当に3つ数えたタイ人アングラーのドヤ顔)
この日は彼にチャドーのバイトもあり、その時は「即合わせ」をしていました!
「絶対自分には無理! タイ人、どんだけー!?」な釣行だったのでした。。。
やっぱりライギョ釣りは奥が深くて面白いですねー
お読みいただきありがとうございました!